歌詞

週末の朝　コーヒーと一緒に

鉢棚の前で

気温は高め　しつどは低め

「今日はそろそろ」って思うけど　手が止まる

持ち上げて重さを測るだけ

まだ軽いけど…って理由つけて戻すだけ

水をやるのは簡単さ

でもそれは”俺の安心“のためじゃないか？

根はまだ言ってない　「のど乾いたよ」って

だから今は　ただ見守るのがベストだって

これが、乾き待ちブルース

やらない、それが愛なんだと気づいた日々

指先は動きたがってる

でも“待つ強さ”が　今のおれのルール

水やり三年、苔張り１０年、奥深く、奥深く

葉にしわがよってきた？いや、まだ大丈夫

過去のトラウマが　また首をかしげさせる

「水あげとけばよかった」って後悔した夜

「やりすぎたな…」って反省した朝

経験が積もるほど

水をやらない選択肢が増えていく不思議

他人の鉢と比べても意味はない

この鉢と俺のリズムだけが真実

葉が語る言葉を読み取るために

俺は今日も、静かに待つしかない

これが、乾き待ちブルース

何もしない　それがいちばん難しいことかもな

鉢は言わないけどわかってる

“今はそっとしてて”って伝わってる

水やり三年、苔張り１０年、奥深く、奥深く

明日もまた

持ち上げて、

戻すだけかもしれない

でも、それでいいんだ

水やり三年、苔張り１０年、奥深く、奥深く