

歌詞
水溶日
日傘, 花隈千冬
あなたは傷つきすぎた
誰がそう言ってくれるんだろう
ノート5冊分の重さに
靴底は削れる 家は遠い
電線が月を縛り上げ
引き止めてくれたなら
明日は来ないと言えるかな
通学路佇む
何故か両手が震えます
それを両肩で止めて
風が凪いだら偲びましょう
優しい時間を。
僕らがする努力とは
もはや生存競争なんだ
誰より普通になれるか
それだけに命費やして
静けさに息を呑む
用紙の丸い滲みなど
彼らは見て見ないのさ
分かってる
何故か両手が震えます
それを両肩で止めて
風が吹いたら忘れましょう
優しい時間など。
このまま風に飲まれ散らばりたい
そしたらもう僕のことは見えなくなるでしょう?
涙の後に強くなれるのなら
何故涙は乾かず居るの
教えて
電線が月を縛り上げ
引き止めてくれたなら
明日は来ないと言えるかな
通学路佇む
何故か呼吸が震えます
それを両手で抑えて
空が泣いたら縋りましょう
ほら肩濡れて、
このまま雨に溶けて無くなりたい
そしたらもう僕には迷惑かけないでしょう?
涙の後に全部終わらせよう
柔く伝う雨粒が肩撫でる
- 作詞者
日傘
- 作曲者
日傘
- プロデューサー
日傘
- レコーディングエンジニア
日傘
- ミキシングエンジニア
日傘
- マスタリングエンジニア
日傘
- ギター
日傘
- ボーカル
花隈千冬

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水溶日
日傘, 花隈千冬
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水溶日
日傘, 花隈千冬
人生で1番辛かった日を思い出して制作しました。
その日に限らず、辛い時はいつも音楽に縋りました。解消されない息苦しさをせめて誰かに言い表して欲しくて、色んな歌詞を摂取しました。
そんな当時の辛かった経験を、純度100%で表現してあげたくてこの歌を作りました。
言ってしまえばこれは、過去の自分の為の歌です。
後ろ向きに生きているなと、つくづく思いますが、これが私が思う優しい生き方です。気に入っています。
そして、そんな生き方から捻出された言葉達が、あなたの言い表し難い傷に少しでも当てはまっていたなら幸いです。