歌詞

わたしのお尻に爪で線を引いたあなた

そこから赤い血が滲んだよ

瘡蓋を指でなぞる夜明けのシャワー

この傷が永遠に残ったら良いのに

許されなくても

名前を持たずとも

もう会わないと口にした日でさえも

あなたに帰りたかった

あなたに帰りたかった

誰の言葉も聴こえなくていい

あなたの全てに夢中なの

気にしないふりして

わたしの耳はあなたの声だけ求めている

あなたが声を荒げて怒る夜に

訳もなく涙を零すその夜に

狂って怪我して帰ってくる明け方に

音楽の後の抜け殻で笑う朝に

ただ側にいたいのよ

もっと深く潜ろう

あなたのこともっと知りたいの

どこまでも行こう

誰も届かない場所まで

あなたの言葉はわたしの真ん中

いつだって突き抜けて

花にも鳥にも月にも海にも銃にもなって

わたしを抱きしめる

誰の言葉も聴こえなくていい

あなたの全てに夢中なの

気にしないふりして

わたしの耳はあなたの声だけ求めている

東京

東京

東京

「帰ろう」