Lyric

いにしえの　山々に抱かれて

風が歌う　遠い記憶

杉の木立を　抜けてゆく

細い道は　神の足跡

岩清水の　囁きに

耳を澄ませば　御霊の言葉

たゆたう雲は　龍の背に乗り

天空を翔ける　魂の光

笛の音に　誘われ

この世を離れ　まほろばへ

鼓の響きに　心躍らせ

神と人が　溶け合う宵

ああ　懐かしき　ふるさとの

悠久の調べ　よみがえり

森の奥に　ひっそりと

咲く花は　乙女の涙

静かに祀る　祠には

祖先の願い　宿りて

夜空を飾る　星々は

神々が焚く　篝火か

満月が照らす　湖面に

映るは　古の夢

笛の音に　誘われ

この世を離れ　まほろばへ

鼓の響きに　心躍らせ

神と人が　溶け合う宵

ああ　懐かしき　ふるさとの

悠久の調べ　よみがえり

朝霧が晴れ　光射す

頂には　日の本の神

大地に根ざし　天を仰ぎ

生命は巡る　永遠に

笛の音に　誘われ

この世を離れ　まほろばへ

鼓の響きに　心躍らせ

神と人が　溶け合う宵

ああ　懐かしき　ふるさとの

悠久の調べ　よみがえり