…
ありふれた恋をしてきたな
君のことがだんだん薄まった
愛の残滓にはまだまだ味が残ったまま
ベランダからか見える観覧車と
発泡酒を2人で分け合った
愛の影に僕らは包まれていた
君の不器用なキスに
慣れてしまった後悔と
最後のキスは君の紅の
甘い、赤い、香り
君からの着信を待っていた
あの日の僕ら若すぎたかな
マイナーコードが夜空に響く
残り滓を眺めていた
…
髪の毛が伸びた僕を見て
「売れたら私が切ってあげる」って
はしゃいでいる君の
約束は今でも守っているよ
君の飼い猫に嫌われて
引っ掻かれた傷と帰り道
ボイスメモに入るこの曲の
幽かな君の寝息
君からの思い出ばかりあって
あの日の僕ら若いだなんて
言い訳で軽く済ませる事は
僕にはできないや
三丁目に差し込んだ夕陽が
海みたいに部屋を満たした
あの日、あの時、あの場所に
僕らの家があった
今も尚、初期微動継続し続ける
哀れな心に浸ってて
それを動かすのはいつだって
君だったよ
模様替え、秋の風
猫の毛がついたセーターと
君の香り
…
ねぇ、僕は君をずっと愛しているから
君は君だけ見ててよ
ただ、君は僕を愛してくれたからさ
僕は怖くなって
失うことが、このまま二人いたら
君をもっと傷つけるって
別れた秋の日の事
君と歩いた帰り道は今では
ただの道になり腐ってる
マイナーコードが夜空を包む
残り滓を眺めていた
改札前で雑なキスと
愛の言葉を吐いて分かれたあの日の
僕らは今でも改札前にいる
気がしてならないや
横断歩道の先に手を
振っている君が
愛おしかった
僕は君をずっと愛しているからさ
君は君だけを見てて
マイナーコード夜に欠ける
残り滓を眺めてた
…
- 作詞
霞良紀
- 作曲
さゆに!
さゆに! の“残滓”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
アーティスト情報
さゆに!
さゆに!の他のリリース