Lyric

長い眠りから覚めたとて

記憶とは既に別れを告げ

気付いたら私は二人になって

鏡の世界に似ているような

時間の概念も失って

気泡が私を冷たく通過して

頭の中を飛び回る

既視感のある緑の群

気付いたら私は貴方の方で

無数の影絵の中から答えを探しましょう

解答が含まれている保証はないけれど

何も思い出せないよ

自分の名前さえも

頬が不自然に引きつり

全てを悟った

空虚だった気付けばずっと

霞がかって見えなくなった

幻だった全てがきっと

記憶の中で

三十六度に憧れて

模倣した身形で息をする

喪失感だけ其処には産まれて

雨が地面に染み込む様に

心に広がる無色の染み

気付いたら私はそこに居なくて

無数の影絵の招待を理解しているかい

解答が含まれているとすれば貴方の中に

何も望みはしないから

何も奪わないで

答え探しはもういい

気休めにもならないし

何も思い出せないよ

自分の名前さえも

頬が不自然に引きつり

全てを悟った

空虚だった気付けばずっと

霞がかって見えなくなった

幻だった全てがきっと

記憶の中で怯えていた

空虚だった気付けばずっと

霞がかって見えなくなった

幻だった全てがきっと

記憶の中で