歌詞

ハロウィンは終りました

花火大会も終わりました

けれど

安心してはいけません

クリスマスがもう

始まっているのですから

気の早い

どこかの誰かさんが

物置から

クリスマスツリーを

引っ張り出してきては

飾りつけを始めました

大きな赤い靴下は

どこかしら？と言いながら

いつかどこかで

クリスマスなんて知らない

クリスマスなんて関係ない

と言っていたあの人にも

クリスマスはやってきます

街を歩けば赤と白

それから緑色

お星様のような

金色や銀色が広がっては

街は失っていた色を

取り戻すでしょう

今年もあのおうちは

イルミネーションが

綺麗だななんて

気がついてしまったが最後

あなたにもクリスマスが

始まっている

というわけです

否が応にも

誰の上にも等しく訪れる

それがクリスマスなのです

アドベントカレンダーから

チョコレートを1つ

口に放り込んでは

プレゼントを何にしようか

まだ決められないでいる

あの子

描いた手紙を

誰にも見せないで

本当に欲しいプレゼントが

貰えるかどうかと

サンタクロースを

試そうとしているあの子

もしも もしも

今年プレゼントが

もらえなかったんだと

したら今度は

サンタさんになる番が

来たのかも知れませんね

子供が

子供のままでいられるよう

どこかで

誰かが大人になってく

冬は

あまりに冷たいのだから

心の中に手袋を

持たないでは

いられないんだ

寒かろうと渡した片方が

誰かの両の手をも

包み込めてしまうような

物になる事もあって でも

守ってあげてるつもりで

守られてたり

育てられてたりもしてて

暖かい暖炉の前で

濡れた靴下みたいに

冷たくて重たい何かが

溶けていったのを

ただ眺めていたんだ

1月

トナカイやソリに服

靴のメンテナンス

2月

世界中からたくさんの

チョコレートが集まる

3月

空いっぱいに

プレゼントの種を蒔く

4月

誰かのついた

素敵な嘘を探す

5月

遠くの友を訪ね

泊まり歩く

6月

雨に打たれ

プレゼントに水をやる

7月

七夕の短冊

願いごとはなんて書く

8月

仕事なら夜にやるよ

暑すぎます

9月

ピクニックに向かう

せせらぎに耳澄ます

10月

空いっぱいになる

プレゼントを収穫

11月

宙に舞う

初雪が降る

12月

送ります

ユニークなるクリスマス

響け届け移り変わる景色

メリーゴーランドみたいに

空を巡り

ソリは宙返り

続け繋げ

安らかにお眠り

安心するメディスンででも

できてるのねえ

君の魔女のレシピ

ハロウィンは終りました

花火大会も終わりました

けれど

安心してはいけません

クリスマスがもう

始まっているのですから