駆け寄ってくる
羽ばたいて行く
何度も何度もどこかで
鈴が鳴り 鈴が鳴り
人々が空を見上げ
あたたかな部屋の中で
MerryChristmas
交わし合う言葉が
いつか
また
君が赤い包みを
届けるときに思い出す
すべての時間は
そのたった一日の
すべての時間が
世界中で生まれた
そのすべての時間が
ひとつひとつの小さな箱に
戻って行くまで
MerryChristmas
たくさんの声聞こえない
けれど確かにある
すべての声が
小さな箱に戻って行くまで
MerryChristmas
僕がここで守っているから
おやすみ
おやすみ
今夜どんな夢を見るのか
もう君は
知らなくていいから
柔らかなその枕に
頭を乗せて
回り続ける季節の中で
一番赤い赤い赤いこの日に
もう君は
何も考えなくていいから
そのソファに寝そべって
その枕に寝そべって
深い深い
眠りの底の小さな湖まで
一緒に行こう
一緒に行こう
その美しい
マントを閃かせながら
MerryChristmas
坂道を歩いて行く
MerryChristmas
自転車で漕いで行く
どうやら今夜また
みんな揃ったようだね
肩を組んで
柔らかな光の元へ
MerryChristmas
また声が聞こえる
その深い深い
湖に辿り着くまで
卸したてのブーツで歩く
君の一人きりの
ヘッドフォンを付けた
パレード
あるいはやっぱり誰かと
肩を組んで君が歩いていく
柔らかな坂道を
MerryChristmas
またね
2023年の最後の一週間を
君の思い出を聞かせて
時間はまだ
たっぷりあるから
その湖の麓で
大きな木には鈴が
もうこれ以上は
飾れないというくらいに
飾られている
リンリンとリンリンと
鈴が鳴っている
深い深い深い湖の青
みんなが連れてきた
世界中の赤
グラデーション
声を集めて揺れている
MerryChristmas
さあどんなだった
君のクリスマスは
目覚める人も
眠る人も
みんな今日の話を聞かせて
MerryChristmas
MerryChristmas
さあどんなだった
MerryChristmas
- 作詞
toto
- 作曲
岡本学志
岡本学志 の“おやすみなさい (feat. toto)”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
もみの木
岡本学志
- 2
Jingle Bells
岡本学志
- 3
聖しこの夜
岡本学志
- 4
ただの寒い日に (feat. 遠藤コージ)
岡本学志
- 5
夕映え
岡本学志
- 6
アンティーク
岡本学志
- 7
クリスマスなんて知らない (feat. なのるなもない)
岡本学志
- ⚫︎
おやすみなさい (feat. toto)
岡本学志
studio melhentripsの第二作は、楽器職人・ギタリスト・音楽家の岡本学志による初のソロ作品である“ I wish you a Merry Christmas. ”。
忙しない12月の時間に、ゆったりと流れる岡本学志のアレンジが加えられたクリスマスソングは、冷たい空気の中にほっとする空間を作ってくれる。そして思い思いのクリスマスを連れて集まったゲストは、これまで岡本とのライブを積み重ねてきた詩人のtoto、ラッパー・スポークンワードアーティストのなのるなもない、ブルースシンガーの遠藤コージ。色とりどりの暮らしに捧げる全8曲のクリスマスアルバム。
オリジナルアートワークは、絵本作家のきたがわめぐみ。
あたたかくノスタルジーを感じさせる1輪の花が、アルバム全体を包み込んでいる。
ミックス・マスタリングは、なのるなもないのアルバム「Melhentrips」に
楽曲「まちぼうけ」を提供し、アーティスト活動や映画音楽制作等多岐に渡って活躍する峰澤歩による。
title: I wish you a Merry Christmas.
1.もみの木
2.Jingle Bells
3.聖しこの夜
4.ただの寒い日に feat.遠藤コージ
5.夕映え
6.アンティーク
7.クリスマスなんて知らない feat.なのるなもない
8.おやすみなさい feat.toto
2023年12月12日リリース
Lyrics by 遠藤コージ、なのるなもない、toto
Produced by 岡本学志
All songs recorded @ 木響堂
All songs mixed by Ayumu Minezawa
Mastering by Ayumu Minezawa
Original Artwork by きたがわめぐみ
Design by 岡本学志
2023 Studio Melhentrips
SMT-002
ライセンス
All rights reserved
アーティスト情報
岡本学志
岡本学志 楽器職人 / 音楽家 神奈川県出身 水のような音 どこまででも泳いで行けて ただ浮かんでいることもできる その音が聞こえた途端 世界との間にあるやわらかな膜がとけていくよう 音楽と向き合うのではなく ただ音楽の中に浮かんでいる 浮かんでみたら世界はやわらかくて ただただやわらかくて Instagram https://instagram.com/gakc_gakushi
toto
toto(とと) 詩人・作詞家・ナレーター 東京都大田区出身 池上線と多摩川の景色に挟まれて育つ 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学部空間演出デザイン学科卒業 すべてを包み込む天性の声で森羅万象につながろうとする言葉のひと。 19歳から旅をくりかえす。フランスのサーカスZINGAROを追いかけ渡仏。 NYでは首からレコーダーをぶら下げて町中の人にインタビューを繰り返しZINEを作成する。人と町、映画とサーカスに夢中になる。 長い旅から戻ったあとに出場したSSWS(新宿スポークンワーズスラム)をきっかけにHIPHOPBAND「SUIKA」での活動をスタート、5枚のアルバムをリリース。SUIKA主催の名物イベント「スイカ夜話」を続けながら即興の面白さに強く惹かれる。 ヒップホップバンド「SUIKA」で5枚の作品、ソロ作品としては「◯to◯(わとわ)」を、totoとGOMESS名義で「窓辺の光」を発表。多くのラッパーたちと出会いながら作品に参加。近年は様々な演奏家と日常に物語のはじまりを見つけ観客と一緒に扉を開くような即興のライブを続けている。 CMナレーション、朗読劇、紙芝居公演や、子供から大人へ向けて言葉を使って自分の心の中に居心地の良い空間を作るようなワークショップを行っている。
studio melhentrips