透き通る空に
灯篭が星影を奪う
僕は独りで佇んだ
少し騒がしい夏の夜。
打ち上がる華に手を伸ばして
今日も満たされぬ器
抱き続けていたのは
零れ落ちる雫を他所に
君を思い出す為。
河原沿いの椅子 右脇に座り呟いた
「これで何度目の夏だろう。」
独りで過ごす祭りの日は。
忘れず、離れず、脳裏を過る
あの日の花火と、君の言葉。
咲き誇る華の絵画浮かぶ空に
見惚れてしまった 何時もそうだ。
君がまた僕の傍で命咲かせ
何時かの景色を彩った。
華に溺れていた。
堪えきれなかった。
溢れ出す記憶が僕を呑み
照らす華を背に
僕等は口付けを交わした。
遠い夏置き去りにした
温もりを求め続けてた。
打ち上がる華から目を逸らし
今日も満たされぬ器
抱き続けていたんだ。
華を厭う程に、
幻だけを掴まされていた。
触れられなかった。
- 作詞
虚箱
- 作曲
虚箱
虚箱 の“華を厭う”を
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- 1
夏夜に馳せる
虚箱
- 2
雨の所為にした。
虚箱
- 3
日昏れ
虚箱
- ⚫︎
華を厭う
虚箱
- 5
漣
虚箱
- 6
彷徨スターゲイザー
虚箱
- 7
離さないでよ。 (Another ver.)
虚箱
- 8
ただ君に逢いたかった
虚箱
虚箱 1st mini album
夏の終わりの事。
窓際にある机に頬杖をつき、虚ろな目で部屋の隅を眺めていた。
意識が薄れていく最中、遠くで華の咲く音が聞こえた。
ほんの僅かに、山の向こう側から光が漏れ出していた。
僕は夏の魔力に誘われて、家を後にした。
とある山奥に暮らす、少年、少女の約束と別れを描いたコンセプトアルバム。
アルバム限定曲3曲と、旧曲の再レコーディング版、新曲「彷徨スターゲイザー」を収録。
アーティスト情報
虚箱
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