拾年後、星の下で。のジャケット写真

歌詞

虚箱

足元に波一つ

押し寄せてく 何度も

砂に残した跡が

灰と成って 儚く散った。

君を追いかけて此処に辿り着く

たとえ誰も居ない海でも

水平線の彼方で笑う顔が

見えた気がしてならないんだ。

かつて君と歩いた 砂浜に座り込む

掌から零れる 藍を僕は

ただ見つめてた。

何十、何百回と此処に座り

月明りに独り照らされ

繰り返す漣を眺め続けた。

意味なんて無い 解ってるさ。

どれだけ経ったのだろう

離れ離れになって

君が好きだったこの海に

また僕は足を運んでいた。

忘れないように君の名前だけ

隣に刻み込み眺める

水平線の彼方で

漣が光散りばめ 君を映す。

  • 作詞

    虚箱

  • 作曲

    虚箱

拾年後、星の下で。のジャケット写真

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虚箱 1st mini album

夏の終わりの事。
窓際にある机に頬杖をつき、虚ろな目で部屋の隅を眺めていた。
意識が薄れていく最中、遠くで華の咲く音が聞こえた。
ほんの僅かに、山の向こう側から光が漏れ出していた。
僕は夏の魔力に誘われて、家を後にした。

とある山奥に暮らす、少年、少女の約束と別れを描いたコンセプトアルバム。

アルバム限定曲3曲と、旧曲の再レコーディング版、新曲「彷徨スターゲイザー」を収録。

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