今でも脳裏に焼き付く君の声が
この景色と、僕を縛り付けてる。
何も知らぬ儘、
生きているだけで良かった。
歳を重ねる度に、そう思った。
僕らは大人に成って
剥がれ落ちていく記憶を
今でも拾い集めて
繋いでいたんだ。
僕らは。
今でも見えず
唯、遠くで咲く華の音
よぎる走馬灯
僕は一人立っていた。
夢など、何にも役に立たぬ偶像。
歳を重ねる度に、そう思った。
僕らは大人に成っても
心は虚っぽだった。
愛の満たし方さえも
分からず仕舞いで。
嗚呼。
この拾年後の星の下、一人歩いた。
何回も、何回も、君の姿を探した。
だけど、本当は分かっていたんだ。
君はここには居ない。
そうだろう?
僕らは大人に成って
それぞれ道を歩んで
それでも忘れられず俯いた。
僕はただ君に逢いたかった。
僕らは大人に成った
苦しみも、悲しみも、
全てを受け入れた時
僕は、確かに出会った。
貴方と。
「ただいま。」
- 作詞
虚箱
- 作曲
虚箱
虚箱 の“ただ君に逢いたかった”を
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- 1
夏夜に馳せる
虚箱
- 2
雨の所為にした。
虚箱
- 3
日昏れ
虚箱
- 4
華を厭う
虚箱
- 5
漣
虚箱
- 6
彷徨スターゲイザー
虚箱
- 7
離さないでよ。 (Another ver.)
虚箱
- ⚫︎
ただ君に逢いたかった
虚箱
虚箱 1st mini album
夏の終わりの事。
窓際にある机に頬杖をつき、虚ろな目で部屋の隅を眺めていた。
意識が薄れていく最中、遠くで華の咲く音が聞こえた。
ほんの僅かに、山の向こう側から光が漏れ出していた。
僕は夏の魔力に誘われて、家を後にした。
とある山奥に暮らす、少年、少女の約束と別れを描いたコンセプトアルバム。
アルバム限定曲3曲と、旧曲の再レコーディング版、新曲「彷徨スターゲイザー」を収録。
アーティスト情報
虚箱
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