Lyric

何年も待ち続けて　ようやく手に入れたんだ

時空列車の　片道乗車券

目的地は10年前　まだ君と出会う前

思い描いた新たな自分へ　いざ幕を開ける

悔いを募らせた日々も　これで終わりにしなくちゃな

後ろばかり見ていた　僕にさよなら

呪文のように繰り返した「タラレバ」　今こそ解き放て

現在の僕に誇れるような僕を　手にするため

10年前から現在までの　数多の出会いも思い出も

時空列車は　消し去ってしまうんだろう

「もう二度と会えないの？」

服の裾を掴む君に

「またここで出会えるよ」

なんて言えるはずもなく　鼓動だけが響いていた

君と過ごしてきた日々も　これで終わってしまうのかな

死ぬわけじゃないけど　まるで走馬燈のように

こんなひどく退屈な景色で　物足りない日常で

愛する人と巡り会い　暮らしていたんだな

発車のベルが鳴る　あと少しで

目の前がぼんやりと滲んでいく

手にしたものが“幸福”なのか　知ることもできないで

悔いを募らせた日々も　これで終わりにしなくちゃな

後ろばかり見ていた　僕にさよならするよ

呪文のように繰り返した「タラレバ」　今こそ解き放て

現在の僕に誇れるような僕は　ここにいるのかな