歌詞

「今日は大丈夫かな」って空見上げて

折傘を忍ばせていた

新しい靴を履いて　君は笑っていた

初めて二人で旅行に出かけた日も

記念日もそうだったような

思い出の景色は　いつも濡れていたっけ

分厚い雲に　穴を開けて

君を照らしたかった

雨が降ってきたのは僕のせい

君が黙っているのも僕のせい

傘を伝った雫は　君のつま先ではじけた

ごめんね

“ふたつの空気が上空でぶつかり合って

前線は発生して　雨雲を生み出す”

わかっている　そんな理屈

なんの役にも立たないよ

君の口元が動いた気がした

あえて聞き返しはしないよ

雨は降り続く　いつもみたいに

いや　いつもよりも長く

傘を伝った雫は　君のつま先ではじけとんでいく

結局　期待とか優しさとか

春の陽射しのような想いに

僕はなんにも応えられずに

鉛色の空が　今日も雨を降らし続けた

ごめんね