歌詞

傘も差さずに歩く帰り道

あなたの声が　まだ耳に残る

言いかけた「さよなら」　飲み込んだまま

街の灯りが　滲んでく（にじむ）

どうしてふたり　すれ違って

こんな夜を　迎えたの

手を繋ぐ強ささえ

なくしてしまったのね

最後の雨音が　消えるまで

あなたのことを　忘れさせて

ぬくもりにすがるような

恋じゃなかった　…そう言えるまで

私はここで　立ち止まってる

ふたりで見た　映画のエンドロール

あなたはどこで　笑っているの？

「平気だよ」って　強がる声が

自分じゃないみたいで　苦しい

言葉よりも　本当のこと

沈黙が知ってたの

愛しさが壊れても

嫌いにはなれないの

最後の雨音が　止む頃に

心のドアを　閉められるかな

あなたの影を踏まない

歩き方を　少しずつ覚えて

私らしく　前を向けたら…

さよならを言わずに

ただ背中を見送った

あの日の私に　今なら

ちゃんと…言えるのに

最後の雨音が　消える頃

あなたへの想い　風に溶けてく

涙じゃない、この強さで

いつかまた　誰かを愛せたら

もう一度　笑えるように…

静かな夜が　始まるたびに

あなたじゃない未来を　歩いていく