Lyric

遠くから見てるだけで　今日も胸が騒いでる

君が笑えば　世界の色が少しだけ変わるんだ

何気ないその一瞬に　心全部持っていかれる

気づいてないよね、でも　気づかれたくもないんだ

名前を呼ばれたこともない

会話は形式的な業務連絡だけ

でも　その少しのやりとりを

僕は宝物みたいに抱えている

一人の人として　尊敬している

強さと優しさを　いつも自然にまとっていて

一人の女性として　特別に思っている

近づきたくて　でも壊したくなくて

ずっと遠くで　誠実なままでいる

何度も言葉を選んでは　スマホの画面にため息を落とす

会話をしたいだけなのに　まるで試験みたいに難しい

「最近、忙しそうだね」

その一文を打つのに　何十分かかったんだろう

送信ボタンを押してから　心臓が耳の後ろまで鳴ってる

でも画面は静かなまま　既読もつかないまま

通知は届いたのに　想いはまだ宙ぶらりん

返事が来ないその理由を　百通り考えて眠れない夜

一人の人として　見上げるような存在で

何も言わずに背中で教えてくれる強さがある

一人の女性として　心から憧れている

会話がなくても　目が合わなくても

想いが消えることなんてなかった

君の幸せを願うことに　言い訳なんていらない

君が誰と笑っていても　その笑顔が本物なら嬉しい

だけどほんの少しだけ　もしも僕のことを

一度でも思い出してくれたら

それだけで報われる気がした

一人の人として　ただ想い続けてる

何も始まらなくても　この気持ちは誇りにできる

一人の女性として　変わらず大切にしてる

未読のままの画面越しに　今も

誠実でいたいと願ってるだけ