

陽炎が 揺れる午後
指先に 残る声
あの日の空は 何も知らず
二人の影を 繋いでた
過ぎ去った 通り雨
濡れたままの 胸の奥
忘れたふりの 片方の靴
置き去りのまま 季節が巡る
風に紛れて 名を呼べば
蝉の夢だけ 返る声
沈む陽が 窓を染めて
言えなかったことだけが咲く
まぶたに焼き付いた 仕草さえ
時のとばりに 溶けてゆく
夕凪に 心さらわれ
笑い声 遠く響く
言えなかった 最後の言葉
茜の空に そっと流した
ひとつひとつ 記す記憶は
蝉の夢にも 届かないまま
繋がらない 手と手のように
過ぎた日々には 触れられない
ただ確かに ここにいた
気配だけ 消せなくて
新しい朝が 背中を押して
振り返る道 霞んでゆく
さよならさえ 言えないままの
蝉の夢だけ 鳴いていた
- 作詞者
Akebi
- 作曲者
Akebi
- プロデューサー
Akebi
- グラフィックデザイン
Akebi
- プログラミング
Akebi

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夏の幻影
Akebi
アーティスト情報
Akebi
自作の歌詞を生成AI「ChatGPT」の力を借りながら磨き上げ、作曲と歌唱には音楽生成AI「Suno」を使用し、納得のいくまで何度も生成を繰り返しています。
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