歌詞

寝静まったトーキョー 丑字を回る

毎晩この時間にユメを見てる

ふわっとカラダ抜け出して

夜景を泳ぐ

ヨルがぼくを誘うの

Ah 藍色にそまり 星をまとう

あの日急に現れた

月も見劣る金をなびかせて

窓を叩いて浮き沈み

「ねえ どうして君は」と口を開く

人差し指が封をする

「さあ」と手を取り流れに流されて

裸足で夜に飛び立った

ヨルを唄うなら 宵の中で

くるりと輪を描き 遠くを眺め

ジユウに見えるのに どこか冷めて

この夜とココロを繋ぐの

寝静まったトーキョー 丑字を回る

毎晩この時間にユメを見てる

ふわっとカラダ抜け出して

夜景を泳ぐ

ヨルがぼくを誘うの

今宵も 貸しきり

ふたりだけの 街で

残業 照明 ごくろうさん

夜景を跳ねては 飛んで宙を感じ

深い藍色 身を任せ

艷めく レザーのブーツを従えて

心身ともに ヤミに連れ去って

この時間だけ ありのままでいれる

「ヨルに引越しでもするかい？」

寝静まったトーキョー 丑字を回る

毎晩この時間にユメを見てる

ふわっとカラダ抜け出して

夜景を泳ぐ

ヨルがぼくを誘うの

「ねえ 教えてよ」そっと

君に問うと

ぼくの声はすっと ヨルに消える

トーキョー遊泳 空路を

きょうはどこへ

キミがぼくを誘うの

寝ぼけまなこトーキョー 東が白む

看板 ビルに腰掛け 足が泳ぐ

さらっと耳通り抜け

覚めたら部屋に

陽よ早く落ちないか

ねえ レイラ いま 夜空に溶ける

最初で最後だね 名前を呼んだ

くるっと都庁さきっぽ

ひと回りして

最後の笑顔 はじめて見る

レイラ 君の宵を待つ

Ah レイラ

ユメから醒めないで