

なんて空の狭い町だろう
なんて空気の不味い町だろう
なんて人の冷たい町だろう
ここは日本ていう島国のど真ん中で
金のある上流者も
明日のない失業者も
夢を見てる少年も
嘘まみれの権力者も
みんなこの町に集まっている
不思議な町だ此処は
なんでもあるって思って来たのに
本当はなんにも無いんじゃないか?
っていう気がさっきからしてるんだ
なんでだろう
流して流れて流されて
自ずと人間集く町がここで
正義のため?金のため?
いずれも見えぬ何かにあても無く
引き寄せられる
僕らの悲しき性だ
不思議な町だ此処は
世間の見えぬ壁に隠れ隠され
あらゆる矛盾を両手に抱え
でも見て見ぬ顔しても生きていける
なんて言いながら
この町無しじゃ生きられないよ僕ら
こんな空に守られてんだ僕ら
嗚呼、なんて哀しい
東京の空
嗚呼、笑っちゃうくらい色の無い
東京の空
美しいものには
寄って集り見世物で
醜いものには
疎いふりで目を伏せらん
なのに夜空の星は
鼻で笑っちまうような
そんな町さ此処は
皮肉な色してる
この空の下にいつでもある町
僕はいつだって想ってる
いくら嫌っても嫌ってくれないから
不思議な町だ此処は
なんでもあるって信じて来たのに
本当はなんにも無いんじゃないかよ
って 一体誰に訊けば良いんだろう
- 作曲
Mai-kou
- 作詞
Mai-kou

SHIROKUMA の“東京”を
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- 1
大人になっても
SHIROKUMA
- 2
White Phantom
SHIROKUMA
- 3
夜と朝のあいだに
SHIROKUMA
- 4
GUPPY
SHIROKUMA
- 5
僕らの話に入りたいなら
SHIROKUMA
- 6
時代
SHIROKUMA
- 7
八王子にて
SHIROKUMA
- ⚫︎
東京
SHIROKUMA
- 9
お世辞はいわない
SHIROKUMA
- 10
さよならセンチメンタル
SHIROKUMA
SHIROKUMA活動10周年を記念して制作された、自身初のフルアルバム。SHIROKUMAとしての音源リリースは、前作「BAKABAKKA」以来約4年半振り。 全曲作詞作曲、歌はMai-kou。サポートメンバーに、アベコウダイ(Gt)、君島大空(Gt)、永田KID貴大(Gt)、米山弘恭(Ba)、沼澤成毅(Key)、ko2rock(sax)、大内岳(Dr)の総勢7名を迎え、一年掛かりで制作された。ジャケットアートワークは雪下まゆ(Illustration)、Dave Kabata(Design)。
アーティスト情報
SHIROKUMA
2010年神奈川・湘南にてMai-kouにより結成、「白熊ピカソズ」名義で始動。主に都内のライブハウスを中心にライブ活動を行う。2015年に「ぼくの嫌いな先生」、2017年には「青春と葬式のあいだ」の2枚のアルバムを多摩蘭坂RECORDからリリース。 メンバーチェンジを経て、2018年には「SHIROKUMA(シロクマ)」に名義を変更。同年新名義で初のEP「BAKABAKKA」を発売。 現在は固定メンバーでのバンド活動は行っておらず、Mai-kouのソロプロジェクトに。2019年には初のアートワーク展示を行うなど、音楽に留まらない幅広い活動を展開中。
SHIROKUMAの他のリリース
多摩蘭坂RECORD