Cry // 5.0のジャケット写真

歌詞

ANUBIS

ラムダ

忘れないで 忘れないで

五千年前の砂

あなたは 私を救った

私は妃 あなたはガード

鋼に触れて 恋に落ちた

許されないと 知っていたのに

影のベッドで 名を呼び合う

他の指先は 耐えられない

選ぶのは あなた——Unwrap my heart

Mummy Mambo! 今夜 ほどいて

Wrap me, then unwrap——呪いより 深く

はざまで 目を合わせたら

もう 逃げられない

Rise! Rise! 時を越え

アンクで誓いを結ぶ

砂が止まり 宮廷の目が開く —あっ!

血は眠らされ 香りが置かれ

臓は遠くへ あなたの名で包まれ

白い布ひと巻き 私を鎮めた

耳の奥の あなたの鼓動

「待ってて」と 最後の口づけ

輪廻が回る 砂時計の音

もう一度 夜に咲こう

Pharaoh! (Yah!) Ankh! (Ha!) Unwrap! (Oh!)

五千年後の街 ハロウィンの日

もしあなたなら 包帯のすきまへ

やさしく触れて 名前を呼んで

—Ah… Mummy Mambo! 今夜 出会って

Wrap me, then unwrap——運命を 深く

「忘れないで」 それだけで

胸が熱い 巡り会える

Rise! Rise! 影のベッドから

生まれなおす あなたとなら

涙も傷も 月が照らす

解読できない 愛で生きていく

忘れないで

  • 作詞者

    Junya

  • 作曲者

    Junya

  • プロデューサー

    Junya

  • ボーカル

    ラムダ

Cry // 5.0のジャケット写真

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『Cry // 5.0』は、感情の再起動をテーマにしたコンセプトアルバムです。 壊れたままの心が、まだ終わっていないことを自分自身に証明していくプロセスを、全10曲でたどります。

オープニング「Cry v5.0 // Dawn Sequence」では、傷ついた状態のまま“立ち上がる”ことを宣言し、以降の楽曲はそこから派生する様々な感情や状況を描いていきます。自己暗示で自分を守る衝動(DELULU)、失われてもなお消えない執着と愛(ANUBIS)、曇天の下での再起の誓い、感情の濁りや矛盾をあえてさらけ出す瞬間(どろどろ)、そして家族という最も身近な愛と記憶(最恐かーちゃん)。後半は、外の世界ではなく自分の内側と向き合う静かなパートに入ります。言葉にならない本音(SonoMurmur)、それでも前に進むために手を伸ばす勇気(UNSEEN DOOR)、名前のない関係と不安定なつながり(Situationship Swirl)を経て、最後は「うさぎリズム@十五夜」で、月明かりの下に残る静かなぬくもりと余韻で物語を締めくくります。

このアルバムにおける“Cry”は、弱さの象徴ではありません。悔しさ、喪失、怒り、孤独、愛情、依存、希望──そのすべてが、ちゃんと生きてきた証拠であるという立場で描いています。タイトルにある“5.0”は、感情そのものを「更新し続けるもの」と捉える視点を示しています。完全な回復や「大丈夫」というゴールではなく、未完成のまま、それでも進化を続ける状態。それがこの作品の核心です。 『Cry // 5.0』は、完璧である必要はないけど、止まりたくはない人のためのアルバムです。涙のあとにも、続きがあるということを、必要としている誰かに届きますように。

アーティスト情報

Lambda Records

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