Cry // 5.0のジャケット写真

歌詞

最恐かーちゃん

ラムダ

ぴぴぴ! めざまし鳴ってるのに

「おきなさ〜いっ!」って 雷ボイス

もぞもぞ ふとんの中で

ドカーン かーちゃんライブ開演中

洗濯機で くつした1匹 逃亡中

「またあんたー!?」って すぐ検挙

ジャブジャブ バタバタ パンパンパン!

台所は 修羅のキッチン

「ゴミ出しワ火曜!」って叫ぶ

カレンダーより 正確で怖い

でもね お弁当 ちゃんとある

“おこなの?” ほんとは “おこだけど愛してる”

言われる前に やりなさい!

ハイハイハイッ!て条件反射

Wi-Fiよりも はやい通信速度

やさしさで つながってる

最恐かーちゃん!

ツン!デレ!ツン!デレ!リサイタル

どなられても 泣かされても

結局 一番 あったかい人

プリンの期限 すぎてたら

「生きる気あるの!?」って叱られる

スマホの未読 3分で

“事故った?”って 電話くる

「だれに似たんやろね」ってぼやき

パパが小声で「オレかも…」

でもその夜 ハンバーグ山盛り

実は 愛情マシマシ

「もう知らん!」って言いながら

ちゃんと毛布かけてくれる

ドンドン バンバン トントントン

雷も涙も 愛のリズム

最恐かーちゃん!

Wi-Fiよりはやい 説教回線

でもその声が ない夜は

なんだか さみしくて眠れない

昔のアルバム めくったら

若いママが 笑ってた

「ほら、あの服まだ着てる!」

なんだか胸が ジン…

最恐かーちゃん!

世界でいちばん ツンデレラ

ドンドン!パンパン!ありがとーう!!

怒っても 泣いても 愛してる

「いつもありがとう」

「早く寝なさい!」

──はいはい、今日もラブだね

  • 作詞者

    Junya

  • 作曲者

    Junya

  • プロデューサー

    Junya

  • ボーカル

    ラムダ

Cry // 5.0のジャケット写真

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『Cry // 5.0』は、感情の再起動をテーマにしたコンセプトアルバムです。 壊れたままの心が、まだ終わっていないことを自分自身に証明していくプロセスを、全10曲でたどります。

オープニング「Cry v5.0 // Dawn Sequence」では、傷ついた状態のまま“立ち上がる”ことを宣言し、以降の楽曲はそこから派生する様々な感情や状況を描いていきます。自己暗示で自分を守る衝動(DELULU)、失われてもなお消えない執着と愛(ANUBIS)、曇天の下での再起の誓い、感情の濁りや矛盾をあえてさらけ出す瞬間(どろどろ)、そして家族という最も身近な愛と記憶(最恐かーちゃん)。後半は、外の世界ではなく自分の内側と向き合う静かなパートに入ります。言葉にならない本音(SonoMurmur)、それでも前に進むために手を伸ばす勇気(UNSEEN DOOR)、名前のない関係と不安定なつながり(Situationship Swirl)を経て、最後は「うさぎリズム@十五夜」で、月明かりの下に残る静かなぬくもりと余韻で物語を締めくくります。

このアルバムにおける“Cry”は、弱さの象徴ではありません。悔しさ、喪失、怒り、孤独、愛情、依存、希望──そのすべてが、ちゃんと生きてきた証拠であるという立場で描いています。タイトルにある“5.0”は、感情そのものを「更新し続けるもの」と捉える視点を示しています。完全な回復や「大丈夫」というゴールではなく、未完成のまま、それでも進化を続ける状態。それがこの作品の核心です。 『Cry // 5.0』は、完璧である必要はないけど、止まりたくはない人のためのアルバムです。涙のあとにも、続きがあるということを、必要としている誰かに届きますように。

アーティスト情報

Lambda Records

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