i wasのジャケット写真

歌詞

愚かなる

PILE JAM

暗い空に浮かんだ飛行機雲

静寂に浮かんだ 月の明かり

どうせ消えんだ なら一緒だろう?

死ぬときゃどうせ1人なんだろ

どこか遠く

いけたのなら

もういっそ遠く

導いておくれ

ばらばらになった 心集め

暗闇をただ 進み続ける

馬鹿馬鹿しいと 嫌になった

照らせ 照らせ

愚かなる僕を

泣き叫んだ 夜を越えて

暗闇をただ 進み続けた

忘れられない あの日の歌が

響け 響け

愚かなる僕に

どうせさ俺なんてなんも持っちゃいない

そんな自分から目を背けてたい

馬鹿な俺は何も分かっちゃいない

自分から逃げ夢なんて叶いやしない

日が沈む度に

自分のことまた嫌いに

反省なんて上澄み

この手じゃ救えやしないように

もうやってらんない言葉も

虚ろ虚ろになりゆく 右往左往

何がしたいのかもどうかも

暗闇の向こう消える 走馬灯

手探り煙の中探す光

諦めと辞める言葉の違い

過ごした日々が響きリフレイン

愚かなる男だと笑えばいい

ばらばらになった 心集め

暗闇をただ 進み続ける

馬鹿馬鹿しいと 嫌になった

照らせ 照らせ

愚かなる僕を

泣き叫んだ 夜を越えて

暗闇をただ 進み続けた

忘れられない あの日の歌が

響け 響け

愚かなる僕に

  • 作詞者

    PILE JAM

  • 作曲者

    Lil Man$e

  • プロデューサー

    Lil Man$e

  • レコーディングエンジニア

    East Bro Studio

  • ミキシングエンジニア

    East Bro Studio

  • マスタリングエンジニア

    East Bro Studio

  • ボーカル

    PILE JAM

  • ラップ

    PILE JAM

i wasのジャケット写真

PILE JAM の“愚かなる”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

すべてがA面──PILE JAM、満を持して放つ1st MIXTAPE。

EP1枚、シングル複数のリリースを経て活動を重ねてきたヒップホップユニット・PILE JAM。
その精力的な制作活動の集大成として、全8曲入りの1stミックステープがついに完成した。

今作はタイトル通り「全曲がA面」。どの曲も主役級の存在感を放つ。
YouTuberとのタイアップで挑戦したロックテイストのビート、
トレンドを捉えたAfrobeatやSexy Drill、
そしてエモーショナルなトラップ──
ジャンルを横断しながらも“PILE JAMらしさ”を一切失わない、
幅広くも芯の通ったサウンドスケープを描き出している。

一方で、これまでの作品で築いてきた“優しさ”と“痛み”のバランス、
メロウで心に残るリリックと旋律は健在。
痛みを抱えたまま進む「I was」や「愚かなる」、
夜の情熱と誘惑を描く「Whatcha gonna do」、
現実に抗う「Defy」など──
それぞれの楽曲が独立した物語を持ちながらも、
全体を通して「いまのPILE JAM」を鮮やかに体現している。

トレンドを吸収しながらも、自らの感性で再構築する。
その柔軟さと芯の強さこそが、PILE JAMの真骨頂だ。
この作品は単なる“実験”ではない。
アーティストとしての覚悟を刻みつける「確かな一歩」であり、
日本語ラップの中で独自の存在感を放つ進化の証でもある。

録音、ミックス、アートワーク──
すべての工程にPILE JAMのDIYスピリットが貫かれている。
流行や再生回数の波に流されることなく、
“自分たちの音”を信じ抜いたからこそ生まれた、純度の高い作品。
シーンの中で異彩を放ちながらも、確かなリアリティを纏っている。

リリック面では、日常のリアルや葛藤、
そしてその中にある希望や優しさを丁寧に言葉へと落とし込む。
ストリートの現実を描きながらも、
そこには常に“生きていくことそのもの”への肯定がある。
聴く人それぞれの心に寄り添い、
痛みの中にも光を見出せるような詩情が流れている。

また、作品全体を通して感じられる“統一感”も特筆すべきだ。
多彩なビートアプローチを展開しながらも、
PILE JAM特有のリリックの温度感とサウンドデザインが核となり、
一枚のアルバムとしての完成度を高めている。
頭から終わりまで一気に通して聴ける“流れの美学”がここにはある。

このミックステープは、PILE JAMの“これまで”と“これから”を繋ぐ架け橋。
EPやシングルで見せてきた世界観をさらに深化させ、
アーティストとしての信念と成熟を感じさせる作品だ。

“すべてがA面”という言葉に偽りなし。
PILE JAMが今届けたい音、いま鳴らすべき言葉、
そのすべてがこの1枚に詰まっている。

2025年、PILE JAMの新章が、ここから始まる。

アーティスト情報

"