Lyric

Windy City

音もなく呼吸をしている

その赤い唇が動く 風のまにまに

ベランダに植えたサンクエール

日照りの中芽吹き出している

潮の香りと

入道雲が織り成す 昼のルーフトップ

茜さす頃には見えるのだろうか

あの日の影送りは

正解など知らず 無邪気に笑っていた

少年の面影はまだ褪せないだろうか

あのネオンの残り香

夕されども 暁夜の空も 夢の跡

拙い詩句で韻を踏んでゆく

綴り 散り積もって四苦八苦

いっそ 五月蠅（さばえ）の

蝉時雨に耳を傾け 夜の夢で君に餞

きっと 渚の

波打ち際が揺れてる 彩るはパステル

紫におえば忘るるのだろうか

あの貝殻の模様は

ひどく澄んで見えた 浜と波の境界線

少年の目には淡く見えたろうか

あの塩辛い風が

漂ってるの 遅かれこそ いつか 埋もれゆく

月照る頃に思い出すのだろうか

もはやどうでもいいか

正解など知らぬ 陽炎も炎天も

少年の日の面影はまだ褪せないようだ

あの夏の続きは

夕されども 暁夜の空も 夢の跡

Summer breeze I’ll find my way back to your safe place

And I'll be there in a heartbeat we are crashing like waves