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スマートフォンの操作音と極小のウィスパーボイスのみで構成された、ミニマルなASMRホラー・ポップです。
メロディやリバーブを完全に排除したドライな音響空間の中で、画面をスワイプする音や通知のバイブレーションが、超近接マイクによるバイノーラル録音で耳元にまとわりつきます。重低音のサブベースがまばらに鼓動し、感覚が遮断されたような密室感(クロストロフォビックなステレオ移動)を作り出します。
テーマは「深夜のドゥームスクロールがもたらす心理的恐怖」です。「あと一つの動画だけ」と画面をめくり続ける私の親指が意思に反して動き続ける感覚や、真っ暗な画面に「自分以外の誰かの顔」が検知されるというアナログホラー的な展開が、リスナーに逃げ場のない恐怖を与えます。不気味なほどの静寂と突如現れるデジタルのバグ音が、冷たいブルーライトの空気感を見事に表現した、現代のデジタル中毒を抉る実験的なホラー体験です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。