

今日も目が覚めた 見知らぬ天井
なんてことのあるはずもない 日常のループの中
浮き沈みはあり 今は沈みがち
だから何ということもなく
ジブンに閉じ篭った
人生が物語なら どんな形なの
作者の意図の一つでも 読めればいいのだけれども
ねえ 今は何巻の何ページ目にいて
何をして どこへ向かえばいいのだろう
分からないまま 僕ら放り出され 演じさせられる
この日々の憂鬱や苦しみに 何かの意味はあるのだろうか
主人公にしちゃ 不甲斐なさ過ぎた
こんな退屈な展開が 続いてくのだろうか
きっとそうだ まだ始まってないんだ
鬱々とした明日までが
長いプロローグだと
そう思い始めたら 納得できるような
気がしてきたな そうだ
物語は 底から上がるもの
連綿とした失望が 彩る未来が
好転するのがいつか分からないけど
ダメならば またゼロへと戻して
そこを始点にして 紡ぎ出せ
何度でも 始められるはずさ
僕らのプロローグ
誰かのストーリーでのモブキャラも
ここでは主人公だなんて 素敵じゃないか
君の物語はもう 始まってるかな
僕もいつかそこに行くから 待ってて
ねえ 今は何巻の何ページ目にいて
誰のため この冬を耐えてくのだろう
分からないまま 僕ら息をして
続く道のりを 歩んでく
最後の瞬間まできっと 分からないもんだろうな
そんな旅の始まりってことで
僕らのプロローグ
- 作詞者
いとま
- 作曲者
いとま

いとま の“僕らのプロローグ”を
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