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歌詞

いとま

その光は色あせてしまったのか それとも汚れくすんだのか

洗い落せないものならば 君には僕である意味があるのかな

生まれ落ちたときに誰も 背負ったものがあるなら

僕の手に余るこの傘は 遠い世界に降り頻る雨のため

君を空から守るため

ここにいること それで何かを示せるだろうか

両の眼に焼き付けた景色が

終わることを赦さない

止め処なく続く闇の 終わりまで行きつけたら

いつの日か 道は交わるだろうか

交わした言の葉を標に

冷たく降る雨はきっと 僕らにとって毒だから

せめて戦うその身体は 汚されないままで保ち続けたいよ

たとえこの手をけがしても

待ち焦がれてた偽物のヒーローの僕が今

放てる魔法ならば 何に替えても君へ

僕が間違ってなんかないと教えてくれた

君が「正解」なんかじゃなくて良かった

心からそう思うよ

僕の不器用な傘で 君を救えるのなら

幻燈で塗り固めた楽園で

燃える斜陽さえも否定しよう

こんな僕の心にも

夢らしきモノがあった

あまりに弱く

歪にひしゃげた誰が為の理想

それは存在確認で

虚しいほど透明で

でもそんな自己愛は見え透いて

自分の声が反響するばかり

虚に降る雨の中で

僕は一人だった

透き通るほど残酷な礫に怯えるのは

もうやめた だから僕にもう傘はいらない

数多の声が尖って静寂を壊しても

君は何も恐れなくていいんだよ 僕が傘になるから

色褪せたその光を決して見捨てやしない

あの日の泣き虫は空に叫ぶ

すべて守り通してやったと

  • 作詞

    いとま

  • 作曲

    いとま

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