歌詞

戻りたいあの時間に もう一度行けたなら

キミと居たその景色は 戻るんだろうか

今この瞬間の人生に「不満なんてないよ」ってさ

積み上げてきた時間を 肯定して言い聞かせても

騙し騙しの言葉じゃ 納得なんて出来なくて

残酷にも月日は進む

「さよなら」の言葉だけでも　過去に送れたなら

なんて もう遅いかな

あの時間に戻ったって 僕だけ違う世界に居て

吹く風の色や匂いも 違って感じて

キミと居たあの場所だって　モノクロに染まっていて

記憶中のそのカケラに　しがみつく事しか出来ない

眩しい陽に照らされた　あの夏を思い耽る

無邪気に肩を叩いた その笑顔が見たいよ

もう一度だけ 奇跡を

ねえ、神様 叶うなら

あの放課後も 帰り道も もうどこにも見当たらない

二度と戻らない世界なんて 知らなければ良かった？

それでも一秒一秒の儚さは輝きに満ちて

諦めというレンズ越しに 『思い出』という形になる

あの時間に戻ったって 僕だけ違う世界に居て

吹く風の色や匂いも 違って見えるけど

キミが居ないこの場所には　新しい色を描くよ

記憶中のそのカケラも　忘れずに歩いていくから

戻りたいあの時間に もう一度行けなくても

キミと居たその景色は 此処に在るから