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暖簾くぐれば 油の匂い
カウンターには いつもの顔
揚げ足ひと皿 カラリと鳴れば
ジョッキの泡が 手招きする
揚げ足 揚げ足 また揚げ足
人の言葉の 揚げ足取って
笑って飲めば それでいい
今夜も生ビール もう一杯
昔、人は火を手に入れた。 やがて鉄を知り、空を飛び、 ついには星を見上げるまでになった。 だが―― 便利になった世界で、 人の心は少し迷っている。 地球は熱を帯び、 争いはまだ終わらず、 街の灯りの中で ひとり静かに生きる者もいる。 強くなることは出来た。 だが、優しくなることは まだ途中なのかもしれない。 いま人類に問われているのは、 どこまで行けるかじゃない。 どんな世界を残すのか。