歌詞

わからないよ わからないよ

心はまだ 閉ざしたまま

音を閉ざす 音を閉ざす

夜に溶けた 影法師

鍵をかけた 静かな部屋

今宵はきっと 雨模様

折れた傘 嘲笑った

AKARIもつけずに 靴を履き捨てた

真夜中に月を描く

意味もなく走らす右の手の先に

失った月の光

一人歩く夜 暗い畦道を

わからないよ わからないよ

(君は彷徨うのさ この夜を)

言葉はまだ 遠くにある

通りすぎた雨の音

(待ち合わせはいつも雨)

雨宿りは此処で終わり

終わりがくる この夜に

(終わらせられないんだ この夜を)

ひとり悩む 暗い部屋で

呼吸(いき)をすれば胸の中

諦めきれない

この言葉の意味

真夜中に月を描く

意味もなく走らす右の手の先に

失った月の光

一人歩く夜 暗い畦道を

旋律を握りしめ

探し続ける

霧の中に霞んだ意味

言の葉を破り捨て

悲しみの夜に 濡れたまま

月を探す

わからないよ わからないよ

言葉はまだ遠くにある

呼吸(いき)をすれば胸の中

諦めきれずに

筆を走らせた

真夜中に月を描く

意味もなく走らす右の手の先に

失った月の光

一人歩く夜 暗い畦道を

涙暮れ 月が満ちる

待ち焦がれたような右の手の先に

消えてゆく月の光

一人描く

月を詠む君の影