歌詞

たまらなく悲しい7時半のにおい

消えかけてる記憶だけど

テレビに流れる　あのアニメのOP

あの頃おれは　勇者だった

たまらなく悲しい6時半の音

かおるにおいが　おれをつついた

いかなきゃいかなきゃ　覚悟の準備期間

布団剥がされ　邪魔される

前触れなく浮かぶ

あの頃、あの時のあのにおい

今にも飛んでけそうな

絶対届かないくせに

もう絶対に届かないくせに

昔々

それは少し昔

可能性に満ちた勇者が1人おりました

走り回る学校の帰り道感じた

午後4時くらいの悲しいにおい

たまらなく悲しい5時の音

暗がりの帰り道が怖くて

サポート頼んだら駆けつけてくれた

お墓の前は目閉じる

思い返して思い返すほど

無敵だったおれがいて

知識もお金も今より

なかったハズなのに

7時半外に出てみた

勇者の群が不思議そうに

おれを見つめて去っていく

どこでこんなっちまったろうか

念じたら戻れそうじゃ？

もどれもどれもどれもどれ

もどれもどれ

そんなん叶うわけないじゃん

笑々呆れながら涙涙涙涙

勇者はいま

ボロボロの装備で泣いていた

タバコ咥え未来吸いながら

あのアニメのOP流しながら

午後４時くらいの悲しいにおい