Gibson's Tshirt-2 Front Cover

Lyric

Gibson's Tshirt-2

saburo in the wind

6時をすぎた ターミナルで

ギブソンの Tシャツ見つけた

ハミングバードが背中に映えている

あの茶色いTシャツ

振り向いた顔は 懐かしい君だった

おどろいて お互い立ち止まる

近くの喫茶店アイスコーヒーを飲み

ぽつりぽつりと 言葉をかわす

この頃 時々 帰ってきてるんだ

おふくろの介護のためさ

こみいった話をしゃべりそうになり

とりつくろったジョークで

笑ってごまかす

長い旅を してきたんだろ

風のたよりに 伝え聞いたよ

面白 おかしく 旅の話をしても

かすめた言葉でわかるさ

なげだしたスネは

傷だらけじゃないか

お互いすまして 知らん顔するさ

通り過ぎた街の名前

しばらくぶりに 聞いたよ

無難な話を選んでるくせに

あのころの歌を歌い出した

懐かしい酸っぱさが

不意にこみ上げて

戸惑い隠して 相槌をうつ

白髪交じりに ギブソン着てさ

そういうお前も

フェンダー着てるだろ

天気予報は 台風が近づき

この風は 嵐の前ぶれ

僕たちは今も 風にあおられて

ただよう あの頃のままさ

6時が終わる ターミナルで

ギブソンの Tシャツ見送った

ハミングバードが 背中に揺れてる

ここで お別れでござる

振り向きもせず  風に向かってる

あの頃の ままさ

涼しげに僕らは  風に向かってる

あの頃の ままさ

あの頃の ままさ

  • Lyricist

    Shigenori Aoki

  • Composer

    Shigenori Aoki

Gibson's Tshirt-2 Front Cover

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    Gibson's Tshirt-2

    saburo in the wind

前作「ギブソンのTシャツ」を編曲したものです。
夕方の駅で ギブソンのTシャツを着た高校時代の友人とばったり出会った。お互いもう60歳代である。
たどってきた道、高校時代の話を静かに語り お互いそれぞれの人生に向かって 別れていく。

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