

おバケの電車に乗って、君が帰ってきたよ。
夜中の零時に夢のプラットホームで待ち合わせ。
僕らの再会は七夕じゃなくて、
きまって、お盆になってからだね。
おバケの電車に、あの世からの帰省客が乗ってくる。
みんな、懐かしい人たちと会ってるよ。
僕も、浴衣姿の君と夏祭りに行ったけど、
手も繋げなかったし、金魚すくいもできなかったし。
ちょっぴり悲しい、お盆の日々はすぎて、
明日はあの世に帰るんだね。
迷いのない鮮やかさで、
いつもの朝がやってくる僕の世界。
ここは、君がいるべきところじゃない。
おバケ電車の出発の時間がやってきたよ
おそなえのお菓子、腕にいっぱい抱えて、
君は、少し寂しげで、泣き笑いの顔になる。
君とサヨナラしたあと、僕はお月様を見上げる。
今、電車はどのへん、走ってるのかな?
三途の川の鉄橋を越えたあたりかな。
ひょっとして、お菓子に入れた手紙、
気づいて読んでいるかもしれないね。
もし天国に行けたなら、
来年は帰ってこなくてもいいよ。
僕からの、そんな手紙を読んで、
君は泣いているかもしれないね。
おバケ電車で泣いているかもしれないね。
お菓子も食べず、泣いているかもしれないね。
- 作詞者
すずめミュージック
- 作曲者
すずめミュージック
- プロデューサー
すずめミュージック
- ボーカル
すずめミュージック

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彼女はおバケの電車に乗って
すずめミュージック
- 2
天国への階段、どこまでも
すずめミュージック
このミニアルバムには、二つの歌があります。
一曲目は、
「彼女はおバケの電車に乗って」。
お盆の夜、夢のプラットホームに現れる、おバケの電車。
その列車に乗って、少女の魂が大切な人のもとへ帰ってきます。
短い再会。
一緒に過ごす夏祭り。
そして、再び訪れる別れ。
彼女があの世へ帰るとき、手渡されたお菓子の中には、一通の手紙が忍ばせてありました。
「もし天国に行けたなら、来年は帰ってこなくてもいいよ。」
それは、残された人が彼女に贈った、悲しくも優しい祈りでした。
そして二曲目、
「天国への階段、どこまでも」。
その手紙を読んだ彼女の魂へ向けて、今度は「こちら側」から歌が届きます。
天使の翼なんてなくてもいい。
悲しみを抱えたままでもいい。
君なら、きっと空へ飛んでいける。
真っ白な入道雲を越え、青い空の彼方へ。
光の扉を目指して、どこまでも。
これは、旅立っていく魂を励まし、安らかな場所へ送り出すための鎮魂の歌です。
二つの曲をつなぐのは、別れではありません。
「どうか、あなたが幸せでありますように」
という、残された人から旅立つ人への、静かな愛です。
帰ってきた魂を迎え、そして今度は、もう帰ってこなくてもいい場所へ送り出す。
夏の夜、月明かりの下で始まった小さな物語は、やがて青い空の彼方へ続く階段となって、どこまでも伸びていきます。
これは、ひとつの魂との再会と別れを描いた、二曲の小さな鎮魂歌です。



