青二才の解放のジャケット写真

歌詞

母親

雨の予感

母親の一生ってふいに

『どんなものだったろう』

気になって

病室の窓の外を見ている

小さくなった背中に訊いてみたんだ

15で田舎を出て朝から晩まで身を粉にして

働くも僅かな給料 これじゃいけない

女一人でも生きていくため白衣に魅せられた

朝働いて夜は学ぶ とにかくがむしゃらに前だけを見た日々だった

そんな努力の花が開き サクラサク

晴れて一人前 夢を叶えた

都会の生活は忙しくも 友との青春

目に映る全て刺激的だった

そう少女のように懐かしんで話す

僕の知らない母がそこにいた

僕の知っている母はいつもしかめっ面で

頑固で不器用で 僕と似ていて

静かに笑う そんな人だった

けど 少し未来の貴方は孫に手を引かれ

ちゃんとおばあちゃんになっているよ

だから安心して 前へ進もう

あの時のように

同じ血で生きる僕達が居る

未来の貴方をまだ 見たいから

  • 作詞

    藤澤兄

  • 作曲

    藤澤兄

青二才の解放のジャケット写真

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<雨の予感>
香川県高松市在住の藤澤兄(vo.gt)藤澤弟(ba)による兄弟デュオ。前作1st mini album【乱反射】から二年の製作期間を経て、待望?の2nd full album【青二才の解放】をリリースする。二人が好む80's~90'sのポストパンク、 オルタナティブロック、シューゲイザー、フォークミュージックを自由気ままに落とし込み、この繊細な感性を表現できるのは最初で最後だろう、と覚悟を決めたアルバムである。相も変わらず自宅でレコーディングし、楽曲制作は兄(一部弟も歌詞)、エンジニアは全て弟が行っている。好きな奴はとことん好きだ。
«20世紀の残り物、ノスタルジーに浸りな»

アーティスト情報

  • 雨の予感

    2016年夏に結成。香川県高松市在住の藤澤兄弟による宅録ユニット。翌年にはYouTubeにて楽曲配信を始める。前作『乱反射』で大胆にダンスミュージックを取り入れ、今作『青二才の解放』では、ポストパンクからフォークまで様々なジャンルを自分達の色に落とし込んだ決定作を創り上げた。ジャケットから匂う20世紀の残り香を感じながら、田舎で生まれた兄弟の音楽を貴方は聞かずにはいられないだろう。

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RAIN RECORDS

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