歌詞

泣いている人がいる、その理由がわかる。

見える、共感できることにただ感謝の想いが溢れる。

弱く生まれた人たちの心に寄り添える喜び。

どうすればこの思いを返せるのか考える日々。

結局このような拙い言葉を紡ぐことしかできない。

たとえ誰にも理解されなくても、そうすることしか思いつかない。

日々を慎ましく自分らしく生きる人々。

彼らの息吹を傍に感じられる幸運。

優しい心の声が聞こえる喜び。

どうすれば彼らのお役に立てるだろう、でも結局何も言い出せないまま……。

受け入れてもらいたいなんて以ての外、大半の人にとっては、ただ町ゆく雑踏同然の言葉たち。

今日も行く末空しく彷徨う言葉たち。

自らの鼓動と等しく虚しい。

それでもただ感謝の想いを込めて歌い続ける。

それが私の生きる調。