雪まみれの泥 見紛う
焦りも今となりゃ逃避行
てんで頂けやしないな
見え透いた強がりは
雲の排泄物でさえ
綺麗に見えてしまう日は
平然なフリをしているの
浮つく街を横目に
歯痒さも聖夜とは名ばかりの
金策で自惚れた夜が掻き消していく
毎年変わり映えしない
寂しい肩で風を着る
温ねるは誰かの優しい歌声
うろ覚え頭も回らずに俯いた
泥まみれの雪 苛立つ
負けじと踏み躙るアスファルト
目もくれないくらいさ
盛りたつ恋にゃ敵わない
すっかり独りが様になるばかりさ
こんな仕打ちうんざり がっかり
あんまりじゃないか
なんだか世知辛いね
蓄えた気力も雪明かりの
眩さで霞んでいく
白く染まる冬枯れの身
毎年変わり映えしない
色欲羽織る胡乱な街
逆上せるは血の管浮かぶ柔肌
思い耽る聖夜が聞いて呆れる
あらゆる後悔をぶら下げた
微温湯で澄まし顔の僕を詰り罵る夜
毎年変わり映えしない
小さな背中影が差す
温ねるは誰かの優しい思い出
うろ覚え身の丈も知らずに振り向いた
項垂れるそぼ濡れる足元 雪の泥
- 作詞
ワブ
- 作曲
ワブ
- プロデューサー
ワブ
- ギター
ワブ
- ボーカル
ワブ
ワブ の“雪の泥”を
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