歌詞

僕は次第にあなたを

あなたを捉え始める

淡く残る眠気の中で

曇った鏡を磨く

瞼の奥にあなたと

あなたと歩いた夜道を

どこまで行っても地平は見えない

ここが永遠なの？

砂時計から溢れたあなたの部屋

ブランデーの酔いが抜けきらないまま

とめどないね

街頭に吸い込まれていく雨たちは

あなただけはどうか生き抜いて

この胸にかくまっておくから

想像して欲しいのは

春の冷たい雨の音

すりガラスにぱちぱちと体当たりして

次はどこへ行くんだろうか

僕は僕はあなたの

あなたの瞬きさえも

白いカレンダー壊れたケーキと

明け方のふたりが置き去りのまま

とめどないね

街頭に吸い込まれていく雨たちは

あなただけはせめてあなただけは

この胸にかくまっておくから