Lyric

今更　気付いたって

側に居る事も 解らなくて

手のひらから零れた

窓から射す 月の明かりが

照らし出す君の顔と 思い出

いつもの天井がぼやけて

本音 掻き消すよう鳴る雨

「オカエリ」夢の中で

僕らの描いた未来

交わることはない

約束の言葉だけ

大事に抱え込んで 離さない

あの日 永遠だと思えた日々や

来る筈のない 迎えに期待しては

窓から射す 朝の光と

日常達に掻き消されてく

いつもの道 ふとした刹那

すれ違うたび 手繰り寄せる

「さよなら」二人の視線は

遥か空を向いて 交わることはない

天邪鬼な誰かは

静かに叫んで 心枯れた

・・・

君と僕との間には

眩暈がするくらいの平行線

ガラスの様に脆くて

儚い夢の跡だけが 溶け合う

「オカエリ」 信じていた

僕らの描いた未来

交わることはない

約束の言葉だけ

大事に抱え込んで

離さない

心は隣同士で

いつかのまま繋がって離れない

なのに手を伸ばしても

儚く 届かない指の先

黒い残響も 美しく散って