Lyric

嗚呼潮風は音沙汰もなく候

どうすれば微睡みの星を

見れんだろう？

なだらかな砂浜のリズムで朦朧

悲しみは言葉にできないや

恋なんてもの端から見れば徒労

否応もなく抜け出せず詰むんだろう

涙で目が霞むような蜃気楼

ため息で明日さえ見えないや

情熱もへったくれもなく

広がるだけの地平線上で

『愛』を噛み締める

波が去っていった後の通り雨

狡猾に利用(つか)われただけの

Tenderness

荒れた渚は思い出と悔いの交差点

『理想とは真逆に向かう』は

Endless

別れを切り出したくせに君が

泣くのは何故？

放浪の鴎のゴルペルに翻弄

文字通り浮足立つような妄想

涙で目が霞むような蜃気楼

海空は靄混じる熱帯夜

人情もへったくれもなく

広がるだけの地平線上の

『青』は果てしない

波が去っていった後の通り雨

剥き出しになる殺しかけた

Lonelyness

月日が経ってしまえば。。。

須く忘れられるならば。。。

振り出しに戻る虚しさはFade away

紅葉の先走り憂い降るわ九月の雨

波が去っていった後の通り雨

ロジカルに屈して成り立つ因果性

惚れた頃から叶わぬ恋と知っていた

愛欲までは塞げ切れぬ防波堤

渇望に満ちた悲しみを帯びて

吹く秋風