歌詞

遠く流れていく

季節をここに

つなぎ止められたら

優しい嘘もいらないのに

みなとをそっと抜け出していく

見透かしたように笑うあなたも

もういないから

憧れた空へ漕ぎ出していく

あなたの背中に届く言葉もないから

こぼれていく

変わっていくこと

終わっていくこと

忘れることが

旅立つ私の

水面を揺らして

ほら、また

透き通っていく

みなとをそっと抜け出していく

あどけない顔で笑うあなたも

もういないから

水面にそっと揺られている

美しくなった空の名前を呼ぶから

いつの日にか