歌詞

迷いなく街は組み上げられていく 色も形も仕舞い込むみたいに

少し悪い居心地を水槽に泳がせ餌をやる

飽きずにこうも続いたのは今日が冷たいから

二つに一つだけの正解でわざわざ馬鹿を見る

そうやって回る道にいつの間に囚われて

刻まれたひび割れ 鍵の閉まった二人

切れかけで強張るフィラメント

そのどれだって掛け替えないはず

昼空 溜息 頭は空回り 終いには嵐の中

傘の代わりにした今日の気分は いつまで濁っている？

迷いなく街は組み上げられていく 色も形も仕舞い込んで

深く探すなら帰り道はちゃんと覚えていて

少し暗い裏の路地 空想を背中に貼り付けて

徒に日々を捲り また今日も空は乾く

ネオンがそっと消えたらお静かに ほら遠くで声がする

知らずに通り過ぎても大丈夫 まだ聞こえる

例えばこの街が息をしているなら 今は多分眠っている

ただ騒いだくらいじゃ起きてこないよ 飽きるほど待っても

変わらないままで歩けた場所にただ いつまでも居られたらなんて

四角い星に祈るくらいなら叶わなくていい

確かめたい事は山ほどあるのに 声に出すほど淡く脆くなっていくから

線が照らして 明かりが次第に濃くなって 褪せる度懐かしくなって

煙が物言わず揺れている

君は居ないままで

昼空 溜息 頭は空回り 終いには嵐の中

傘の代わりにした今日の気分は いつまで濁っている？

さよならは今は飲み込んでおくから そのうちきっと見つけ出して

深く探すなら帰り道はちゃんと思い出して

迷いなく街は組み上がっていく 解を待つように