歌詞

心肺が嘘みたく鳴いて

さあ、あんたが待つあのサーズデーへ

奇怪な言葉を抱いて

みっともないくらい怯えて

心配などもうしていなくて

待っていたら過ぎたよバースデー

廃材置場で寝転んで

そうやって無駄にしたバースデー

飛沫上げて泳ぐ鯨

行きたい場所へ 連れて行ってくれよ

火の粉散らして東へ西へ

急がなくていいよ

失敗策を持って向こうへ

正体は明かさずに

ぎゅっと抱いておいた声は

今砕いたよ

限りない讃美を

歌に載せ讃美を

「明日が来なくても？」

来るよ馬鹿、待っていろ！

神前で契りを交わして

瞬間を収め分け合って

なんだっけ、その後のプランA

省略できやしないもんかね

短編小説読み解いて

真っ青な春を欲しがって

そんな物はもう捨ててしまって

やってしまった

捏ね企んで いざ漕ぎ出して

見えないものを掴もうとした間抜けな姿

間抜けなもんか見事だろうよ

とてもそうは見えんね

壊されないで 汚されないで

その大きな目の片隅弾くタイプライター

うるさくあって 静かな状態

気分次第でケセラ

失敗策を持って向こうへ

正体は明かさずに

ぎゅっと抱いておいた声は

今砕いたよ

辛酸海でもって至って平然と素顔で居て

失敗策でさえ持ってきてしまう可笑しさで

歌うはボロい昨日

或いは自問自答？

もう行かなくちゃな

ひとりで行くんだな

限りない讃美を

歌に載せ讃美を

「明日が来なくても？」

来るよ馬鹿、待っていろ！

心肺が嘘みたく鳴いて

さあ、あんたが待つあのサーズデーへ

奇怪な言葉を抱いて

みっともないくらい怯えて

切っちゃった縁を伸ばして

肝心なところだけ持って

千回目の「おはよう」を聞いて

そうやって訪れたバースデー