歌詞

今夜が山みたいだ 振り抜いた針が突き刺す体温計

雁字搦めのまま天使みたいな嘘に殴られた

もはや無駄みたいだ 振り返る間も与えたくないようで

三時まわる時計が心の終わりを告げたってさ

誰か居やしないか 探し回れば

寂れた露店に気の抜けたコーラ

誰も居やしないよ こんな町には

初めからさ

何千年書き留めた言葉が 出口を封鎖してここにいるの

失ってしまった目眩も痛みも抱いていたいのは雨のせい

燦々と笑ったらその後は目頭がずっと熱くなる

ご機嫌は斜めのまま

さようならダーリン、また明日！

今夜が山みたいだ 振り抜いた針が突き刺す体温計

賛美歌は聴こえない いくつも魂達が抜け落ちた

お聞かせ願おうか その頓でもない珍、ないしは漢でもない言い訳とやらを

そういえばあんたは誰だ？ もはやどうだっていいが

心に空いてしまった 穴数えれば

歳の数よりもいくつか増えた

誰も癒せないよこんな深ければ

喚くしかない

何千年間見上げた空は いつまで濁ったままでいるの？

渦巻いた恨みも今になってみれば 離したくないのは雨のせい？

山茶花が咲いたらその後は どこかで歌ってくださいな

さあさ、もうお開きの時間だ

バイバイ ハニー、また明日！

もう口も碌に聞けなくなったよ

もう一丁 くだらなく生きてみようかね

もうどんな奴もこの先には現れないよ

居ない 誰も 初めからさ

何千年待ち焦がれた声は 出口見失って窖へと

始まってしまった目眩も痛みも抱いていたいよな

散々笑ったらその後は目頭がずっと熱くなる

ご機嫌は斜めのまま

さようならダーリン、また明日

さあさ、もうお開きの時間だ

バイバイ ハニー、また明日

さようならダーリン、また明日！