

いつもの駅の いつもの階段
同じ色をした 夕暮れのなか
急ぐ人たちの 肩と肩の隙間
君を見つけた気がした
名前を呼ぶほど 確かじゃなくて
追いかけるほど 勇気もなくて
ただ改札の向こうに消えた背中を
少しだけ見送った
昨日までなら 気にも留めずに
通り過ぎていた風景なのに
角の花屋の白い花まで
なぜか今日だけ眩しかった
冷めかけたコーヒー
返しそびれたメッセージ
何も変わらないはずの夜に
小さな波が立っていた
大きなことじゃない
世界が変わるわけじゃない
だけど胸の奥で
眠っていた何かが目を覚ました
日常が少しだけ揺れた日
いつもの空が 違って見えた
君のいない昨日までを
静かに越えてゆくように
日常が少しだけ揺れた日
当たり前だった景色のなか
「また明日」と言えることが
こんなに愛しいと知ったんだ
Ah... 揺れている
Ah... 心がまだ
Ah... 小さな光へ
手を伸ばしてる
帰り道には 遠回りをして
川沿いのベンチに座った
街の灯りが みなもにほどけて
答えのない明日を照らす
失くしたものなら
いくつも数えられるけど
これから出会うものを
僕らはまだ知らないだけ
君がくれたのは
きっと特別な言葉じゃない
「無理しないでね」
その一言が残ってる
泣きたいわけじゃない
笑いたいわけでもない
ただ胸の奥で
昨日の自分が少しほどけた
日常が少しだけ揺れた日
閉じたドアが 風に鳴った
変わることを怖がっていた
僕の手を引くように
日常が少しだけ揺れた日
誰にも見えない場所から
新しい季節の気配が
そっと歩き始めていた
もしもあの日 振り向かずに
そのまま人波へ消えていたら
僕は今日も 同じ景色を
同じ顔で歩いていたかな
答えなんて いらないけど
確かなことがひとつだけある
小さな揺れは いつかきっと
僕らを遠くへ運んでいく
何気ない朝も
何気ない夜も
君がいるだけで
少しだけ未来になる
日常が少しだけ揺れた日
いつもの街が歌い始めた
君のいない昨日までにも
ちゃんと意味があったんだ
日常が少しだけ揺れた日
何もかもが変わらなくても
僕はもう昨日の僕じゃない
君へ向かう途中にいる
日常が少しだけ揺れた日
小さな勇気が灯った日
いつかこの揺れを思い出して
笑える日まで 歩いていこう
Ah... 日常のなかで
Ah... 君を見つけた
Ah... 少しだけ揺れた
あの日から 明日が動き出す
- 作詞者
RYO
- 作曲者
RYO
- プロデューサー
RYO
- プログラミング
RYO

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日常が少しだけ揺れた日
RYO
いつもの駅、いつもの帰り道。人波の向こうに見かけた誰かを、ほんの少し見送っただけなのに、昨日までと同じ景色が違って見えた。
「日常が少しだけ揺れた日」は、何気ない出会いや一言が心に小さな波を起こし、明日へ向かう気持ちをそっと灯す一曲です。しなやかなジャズテイストのアレンジに、夕暮れの駅を思わせるピアノの響きと温かなハーモニーが重なり、RYOの5人の声が、静かな心の揺らぎを優しく描き出します。
アーティスト情報
RYO
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