Lyric

もう分かってるよ

それもきっと

「僕」も「君」も「誰のせい」もないさ

そう、分かってても

どうしてもさ

空の色は

晴れだけじゃないな

「こんなはずじゃない」とか

「そんなつもりない」とか

ぐるぐると回る

螺旋状の皸

ポケット中しまった

声と缶コーヒーは

いつまでも温まらなくて

「汚れつちまつた悲しみ」は。

雪は空からの手紙みたいだ

白く痛く

消えてしまう

徒なる

手のひらのそれを

どうして「綺麗」と言いたいのか

白く痛く

消えてしまう

僕の声みたいだからか

大概は「曖昧な世界」だった僕も

大体は「間違いない未来」だった君だって

「不甲斐ないな。」

「会いたいな。」

「変わんないさ。誰だって。」

散々で、踊って、くしゃみして、笑った。

もう分かってるよ

愛する人を

「僕」も「君」も「誰」も通り過ぎてる

そう、分かってても

生きることは

止めたい足も

動いてしまうことで

それは

雪に似ても似つかない

勇気に似ても似つかない

ボロボロと映る

窶れ顔とディスプレイ

俯き伸びたこの影で

大事な人ほど俯く

そんなことわかってるけれど

「汚れつちまつた悲しみ」は。

雪は空からの手紙みたいだ

白く痛く

消えてしまう

徒なる

手のひらのそれを

どうしても「綺麗」と言いたいのは

白く優しく

光纏う

君の声みたいだからか

大概は「曖昧な世界」だった僕も

大体は「間違いない未来」だった君だって

「不甲斐ないな。」

「会いたいな。」

「変わんないさ。誰だって。」

散々で、踊って、ふたりして、笑った。