

静寂が鳴る朝に
ふと君の名を呼んでいた
いないことにも慣れたはずの
この部屋が今日は広く見えた
「またね」が最後の言葉だったね
玄関越しのあの笑顔が
まだ脳裏に棲んでる
海を見た午後
手を繋いでた指先の熱は
もう夢の中でしか知らない
時代が変わっても
愛し方は変わらないと思ってた
だけど不確かな明日ばかり追って
君の心笑(ここえ)を見失った
大事なものは
こんなにも静かに壊れていくんだね
タイムラインに君の横顔
誰かの隣で笑ってる
「幸せそう」って呟いたけど
胸の奥叫んでた
ねぇ君は今ちゃんと笑えてるの?
僕はまだあの日に立ち尽くしてる
戻れない日々を
記憶だけじゃ抱きしめきれなくて
何気ない仕草声の余韻
全部宝物になった
言葉より先に
気づけば涙が落ちていた
たとえば僕が違う誰かと
笑い合える日が来たとして
君の影はきっと消えない
それでいいそれがいい
消えないものが
人を強くするんだと教えてくれたから
時の流れがすべてを洗い流しても
この胸の中生きてる記憶
今も君を愛してた僕を
どうか許してほしい
言えなかった「ありがとう」
今さら届けたいよ
またいつかどこかですれ違えたなら
きっとちゃんと笑えるように
僕は今日を生きてく
置いてきたものじゃなくて
抱えていくものにするよ
それが僕の「さよなら」
静寂がまた部屋に戻る
でももう怖くはないんだ
君が教えてくれたこの寂しさこそが
僕の生きてる証だから
- 作詞者
Yonta's Music Journey
- 作曲者
Yonta's Music Journey
- プロデューサー
Yonta's Music Journey
- プログラミング
Yonta's Music Journey

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君のいない朝に
Yonta's Music Journey
大切な人を失った朝の静けさを、まるで記憶をたどるように描いたバラード「君のいない朝に」。
言えなかった「ありがとう」、消えない面影、戻らない日々——
それでも前を向こうとする心の葛藤と再生を、繊細な言葉とメロディで包み込んでいます。
過去を抱きしめながらも、未来を生きるすべての人へ捧げる一曲です。