"Regnbogi"のジャケット写真

歌詞

鬼哭

名不synchroniz

黒い月と太陽と空

曇り伏しの間詩情ここは

鈍痛にまみれ浸る心が

陽気にさらばえる荒野

評判通り胸間を染める漆黒

時の流れ季節全てが鈍く失速

きっと来ると信じに信じた新時代

近未来への導火線上走る影

その先端をかじるだけ

甘く辛い現実からの逃避行

阻む硬い旋律様の包囲網

脅威と興味の隙間縫うように迫りくる

正気を保つことでその圧を下手に打つ

なりやまぬ反響音に生まれる反衝動

感情を色濃く塗り潰す乱唱導

膨張は続き硬直、構築される潜在意識

偏在する未知に息を飲む瞬間的高揚感

動揺が織り成すものと暗闇の抱擁が

暴走した妄想性人格障害を誘導した

黒よりも黒く無限を吸収する

不変の空中浮遊

雄弁は銀沈黙は金……

「        」

その空間に渦巻いた意味の解釈と快楽

闇から闇へ絡み合い形ない姿残像

万象を凌駕するたったひとつの暗号

「軽蔑を糧に躍り狂え友よ」

理をこえて頃合いの声でこの愛と吠えて

滑稽な世界で吹きすさぶ透明な出会い

別れの風の中で呼ぶ竜巻がさらう

飾ることなく朽ち果てた人格

品格や品性なんて問うだけ不毛だ

不浄な動機だけが光る内面を網羅

背景色淘汰する黒、絶対的強者

相対的共感、必然的狂乱

称賛無用の長物ひとときの御相伴

見えない模様を模倣しての微笑

異常なまでの愚直さと転結と起承

傀儡の幻の中で徘徊する以上

唯我独尊の黒さ磨く混沌で魅了

黒よりも黒く無限を吸収する

不変の空中浮遊

雄弁は銀沈黙は金……

「        」

その空間に渦巻いた意味の解釈と快楽

その瞬間に手まねいた意志の対角の快楽

  • 作詞

    名不synchroniz

  • 作曲

    369beats

"Regnbogi"のジャケット写真

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昨年、日本語ラップアルバムでTOP50にチャートインしたYOSHI(餓鬼レンジャー)、空廻、サイコ口、脱兎、fu-chanを客演に迎えたfeat曲中心のEP「SEEK LIFE」リリースから1年、名不synchronizとして3rdアルバムとなる作品が完成!
今作はトラックメイカー369beats(ミロクビーツ)のプロデュースによる全8曲(29分36秒)、客演はなしで全てが名不synchronizのソロで、アルバムタイトルの「Regnbogi(レグンボギ)」とはアイスランド語で「虹」を意味する。
アルバムのコンセプトとしては「夜に出る虹」として7色+1色の369beatsがイメージして創られた様々な色のトラックに名不synchronizが同調する形でリリカルなラップ、ポエトリーを乗せて鮮やかに鮮明に彩り、369beatsと名不synchronizだからこそ生まれた唯一無二の世界観を表現した作品である。
言葉、ラップ、音楽の可能性の追究、又はそこから逸脱した二人のわがままな世界観、感性を存分に主張する、孤高の表現者たらんとする二人が共鳴し奏でて紡いで見た景色が、どれだけの人間に共感され、どれだけの人間に影響を与えるのか?などはお構い無しに、流行りも廃りも関係なく気の向くままに各々が産み出し降らせた感情の雨上がり、その夜に見た虹が聴こえてくる…1776秒後、ふわふわとした心地良い気持ちになることだろう。
そんな作品です。

アーティスト情報

  • 名不synchroniz

    【Activity&Discography】 "名不synchroniz"(なふしんくろないず) 京都生まれ京都育ちのラッパー、ポエトリーリーダー。 1981年3月8日生まれ 1997年から音楽活動を開始、様々なユニットやクルーで活動し 2004年頃から地元京都だけではなく全国各地で精力的にライブ活動を続け 2007年頃からソロマイカー "名不synchroniz" として本格的に始動。 2009年1月 1st.アルバム「ヒビノネイロ」 全13曲収録 を6J1M RECORDSから公式にCDをリリース、全国流通。 この作品が全くの無名アーティストの1st.アルバムでありながらも渋谷タワーレコード他、全国各地のタワーレコードやHMVなどのショップでレコメンド、展開される。 2011年~ 約8年間の間、ライブ活動を休止。(発表はされていないが制作は続けていた) そして1stアルバム発売から10年 2019年1月 後のGADORO「ハジマリ」等、数々の有名アーティストのトラックを提供している Ikipedia との ユニット"MUSA(ムーサ)"として 1st.シングル「古今等在」 を配信リリースし、 続けざまに古くからの友人でもある 東京を拠点に様々なシーンで活躍している福島の盟友、 狐火 を客演に迎えた楽曲を収録した5曲入りの 1st.EP「KAKERA」 を配信リリース。 2020年11月 音楽プロデューサー、トラックメイカー、エンジニアとして多才な才能で多くの有名アーティストから支持を得ている PIANO FLAVA プロデュースで 名不synchronizとしては約12年ぶりとなる 2nd.アルバム「21グラム」 を配信リリース。 このアルバムには地元京都の後輩でもありマイメンでもある、全国で活躍している YAMAO THE 12 や、浅からぬ縁で繋がっている岡山の同志 サイコ口(甘葉&ZALAR) を客演に迎えた楽曲等を収録した全15曲。 2022年3月 自身の誕生日に 客演楽曲をメインとした6曲収録の 2nd.EP「SEEK LIFE」 を配信リリース。 これには自身がラッパーを志したきっかけと言ってもいい憧れのラッパーの1人でもある、 YOSHI(餓鬼レンジャー) を始め、埼玉の詩人兼ラッパーという顔を持つ天才 空廻 、岡山の若手ラッパーの中でも一際光る才能を放つ 脱兎 、公私ともに交遊深いサイコ口からマイメン 甘葉 (ZALARは他曲でスクラッチで参加) 、鹿児島を拠点にギターの弾き語りで活動している女性シンガーソングライター fu-chan 等、豪華かつカラフルな客演陣を迎えた作品。 サブミットなしでiTunes Storeの日本語ラップアルバム部門25位(TOP50)にチャートインを果たす。 2023年4月30日 親交深いトラックメイカー369beatsプロデュースによる 3rd アルバム "Regnbogi(レグンボギ)" デジタルリリース。 2024年9月1日 4th アルバムとなる"イマムカシナナシ"(全8曲)をデジタルリリース。 今作品で初となる全曲がソロ且つ、全曲異なるトラックメイカー8人をプロデューサーとして迎え日本語のみで構成されたラップ、ポエトリーで 自身の四半世紀の音楽活動にまた新たな挑戦を試み、 新たな境地へと進み続ける。 そのリリックとライム&フロウは 長年のキャリアに裏打ちされた唯一無二の詩的世界観を備え、 他を圧倒するボキャブラリーで中毒性の高い音楽を生み出す孤高のリリシスト。

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    名不synchronizの他のリリース

MUSA RECORDS

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