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古代アッシリアで生まれた竪琴が、西方ではハープ、東方では箜篌(くご)と呼ばれ、シルクロードを経由して、日本には天平時代(710~794)中国から朝鮮半島の百済を経て伝来し、正倉院におさめられました。八世紀の日本には、世界に他に類を見ない美しい楽器の数々が存在しましたが、現在雅楽に使われる数種を残して淘汰されていき、箜篌も廃絶の運命をたどった楽器のひとつなのです。
正倉院に、破損した残欠のみとなっていた箜篌の研究が進み、近年、約1200年の時を経て、楽器として復元された箜篌により演奏が可能になりました。
斎藤葉「天平の音しずく」は、天平時代の奈良の都の優美を表現しながらも、3連連符に2拍フレーズが食い込むリズムにより、廃絶の不条理を表現しています。
正倉院に残る二張の箜篌は、美術工芸品として、楽器として、両面で価値があります。正倉院の残欠から忠実に復元した正統的復元楽器は東大寺、国立劇場、などにいくつかあり、斎藤葉も、大仏開眼1250年記念東大寺献上品と同時に作られた1張を所有し弾いています。これらの箜篌は、楽器として実演機能を優先させた、装飾のない桐の胴と、絃を締める部分はビオラ用のペグ(糸巻)を使用したものです。
正倉院の楽器類は素晴らしく、ぜひ興味を持ってください。正倉院の御物は、天皇家の財産で、非民間レベルの超文化財で、いわゆる国宝よりも格が高いと言える奥ゆかしい宝物です。
斎藤葉 箜篌ページ
Yo Saito Kugo Page
http://www.yo-saito.com/ca_04.html
斎藤葉 CD 箜篌KUGOまぼろしの和のハープ
Yo Saito CD
http://www.amazon.co.jp/…/ref=pd_rhf_p_1/250-8133749-3186649

アーティスト情報

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