

夢を見ていた朝
夢に溺れた昼の末
光溢れた夜更け
少女はもういない
夢見がちな春
夢が輝く夏の晩
夢に酔いしれた秋麗
冬がもう終わる
明け方の空は心を潤す
朝日が怖くて惰眠を貪る
外部は内部を受け止められず
心には穴が空いている
湧き出す思いを忘れられず
期待の種を残していった
つぶらな瞳の少女は
やけに美しくてやるせない
夢に見ていた行路が
やけに切ない
前を見ていた僕
気づいたら後ろを見てた
前後左右も同じ
先の見えぬ道
春が零した宵
愛を映さむ夢十夜
枯れ葉散らさむ梢
雪と共に降る
自意識は生を豊かにする
悲しみも膨らんでゆくが
悲劇は喜劇に変わりゆく
浜辺を駆け出す儚い群像
清算される淡い初恋
思わせぶりな幻想だった
黒髪の少女は
夢の中でしか会えない
もう夢も見れないや
月はきれいかな
黒髪の少女は
夢の中でしか会えない
もう夢も終わりだろう
月も憂いている
- 作詞者
Ivan
- 作曲者
Ivan

Ivan の“黒髪の少女”を
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