Lyric

可愛い花もいつか枯れると

悲しい宴憂いを帯びる

いつかの衣忘れられても

君の愛だけ永遠の浮世

春の木陰に隠れてる

行き先のない綿帽子

今日も一人歩き見る

路傍の剥製

移り変わる花も草木も

育ち芽吹く君からの愛

いずれ果てる夢も大地も

明日のために水をやるだけ

咲いているのかわからなぬ花も

美しいから地味でもいいさ

豊かな房もいつか萎むと

悲しい水面揺らぎを帯びる

春の夜風に吹かれてる

歌を忘れた春告鳥

膨らんでは消えてった

一輪の花

いずれ枯れる花も草木も

育ち芽吹く君からの愛

いつか果てる欲も言葉も

今日のために願ってるだけ

溶け出してる愛も孤独も

荒んでゆく心の白鳥

ショーウィンドウに並ぶパトスも

手にできなくてもう夜も明けた

感じてきたその悲しみも

君の心で喜びになる

いずれ果てる君も私も

明日のために水をやるだけ