

木の間を通り過ぎる
悲しみに挨拶する
願わくば死ねたらと
鼻垂れて生きてゆく
通行人のため息
黒い目で見下す
他人を杖に自分を
歩き続ける
名前のない雫が今も心に落ちる
願いを思いを吐き出して街の憂鬱に溶け出す
臨終に君がよぎる
悲しみとおさらばする
願わくば会えたらと
こうべ垂れて死んでゆく
未成熟なため息
高貴な死を求める
愚かにも人を愛し
大人になる
怒りにならない悲しみがずっと心にある
願いを思いを吐き溜めて迷える世界に放たれる
寂しい夕暮れの街路樹が今も胸に残っている
心の頂きにさらされて僕は
生きる
- 作詞者
Ivan
- 作曲者
Ivan

Ivan の“赤子と街路樹”を
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