歌詞

艶やかに咲く夏花火　打ち上ぐる夜もすがら

夏風が鈴の音を鳴らす　　　　　賑やかな声で目を覚ます

ゆらりゆらり水面が揺れた　　　蛙飛び込む黄昏時

沈みゆく夕日を見送って　　　　色めく空に思い馳せる

巡り巡る季節を超えて　　　　　星空の元君に逢う

老若男女貴賤都鄙　　　　　　　宵闇の中に集う

現世も幽世も隔てなく　　　　　誰も彼も狂って踊りましょ

嗚呼、命はもののあはれ　　　　刹那に消えゆく輪廻（とき）の狭間（なか）で

過去も今も声も静寂も　　　　　鮮やかな光に溶けてゆく

ラッタッタ皆さん寄っといで　　ほら歌え騒げ音のなる方へ

鼓動揺蕩う飛遊星　　　　　　　宇宙（そら）に響け祭囃子

悠々と昇る冠菊　　　　　　　　晦冥に添える髪飾り

月日が流れ色褪せた　　　　　　僕の心を夏に染める

さあ宴だ踊れ踊れ　　　　　　　永遠に続け幽玄の祭

咲いては散る紅焔の花火　　　　音を奏でては闇に消える

ラッタッタ皆さん酔っといで　　祭囃子に合わせておどりゃんせ

空を覆うしだれ柳　　　　　　　命煌めく夜もすがら